八柱霊園について

八柱霊園のこと

巨大公営霊園にお墓を持つということ

1,000,000㎡以上という面積を持つ公営霊園、東京ドームで21個分以上のサイズです。
緑地も非常に多く、お墓が目的ではない方も数多く来園されます。
公営霊園という安心感から人気が高く、抽選は毎年高倍率になります。
公営(都営)という安心感や、民間霊園に比べ使用料が安価であることなど、お墓を持つ上で重要な要素を持っている反面、広過ぎる、例えば当選場所によっては車での移動が出来ないと困難であることや、民間霊園の1㎡というような小さな墓所は無いこと、共有場所の管理に限界があることなどがあります。
メリットとデメリットをよくお考えいただき応募されることが大切です。
お申込みに際しての詳細は、都より毎年配布される「申込みのしおり」や東京都公園協会ホームページにてご確認ください。

公募の実情

ご家族で優先順位をご相談ください

都立霊園の公募は毎年7月1日より始まり、12月中旬の許可証の発行までかかります。
八柱霊園においては、従来よりある「一般埋蔵施設(芝生埋蔵施設含む)」と平成25年より始まった「合葬埋蔵施設」の2つの選択肢がございます。

ここでは「一般埋蔵施設」についてのお話になります。
基本条件としては、
①ご遺骨があること
②都内または松戸市に5年以上居住していること
になります。(ご遺骨があることとは、他墓地にて納めている場合も含みます。)

つまり、「ご遺骨がある」状態にて申込みを検討するわけですから、初めてのお墓を検討される場合は、
公営霊園のほか、民営霊園(寺院墓地も含む)という選択肢も出てくることになります。
1年に1度の公募ですので、タイミングによっては次回までほぼ丸1年お待ちになることがあり、倍率が非常に高いため当選する確率も低く、落選回数への考慮はございませんので、極端な場合ずっと当選できないということもございます。
これに対し民営霊園という墓地は、空いている箇所さえあればいつでも使用契約が可能ですので、例えば「一周忌までには納めたい」といったことが第1条件であれば、民営霊園も検討する必要が出てまいります。

 

お申込み詳細、「合葬埋蔵施設」については下記にてご確認ください。
八柱霊園管理事務所 047-387-2181(午前9時~午後5時 年中無休)
リンク 東京都公園協会ホームページ

 

なか川石材 取扱民営霊園

申込み時の注意点

ずっと安心してお墓参りが出来るように

八柱霊園の公募にお申込みをされる場合には、以下のことにご注意ください。それは「具体的な面積や、具体的な場所の希望を出すことは出来ない」ということです。
八柱霊園の公募にお申込みをされる場合には、以下のことにご注意ください。

それは「具体的な面積や、具体的な場所の希望を出すことは出来ない」ということです。
申込みに際しては、サイズ別に「組」が分かれており、例えば2.0㎡~3.0㎡という面積の場合には「〇組」、3.0㎡~4.0㎡であれば「□組」となっており、希望の組(面積)に応募するという形式です。 これは同じ□組でも3.0㎡に当選される方と4.0㎡に当選される方がいるということです。
また、本当の意味での新規墓所はございませんので、公募される墓所というのは、いわゆる「返還墓所」になります。
返還墓所とはつまり、使用されていた墓所であるということ、またそのため、公募される墓所ごとにまとまっているわけではなく、当選して初めて教えてもらえる「●区●側●番」という園内の「どこかの墓所」になるわけです。

※変則的ではありますが、応募申込みをされる前に、希望している面積に対するお見積りを石材店に出しておいてもらうという方法もございます。これは、実際にお墓を建てる時に想定を上回る費用とならないような「組」に応募するためです。

依頼先業者の選定

ずっと安心してお墓参りが出来るように

公募お申込み後、8月下旬頃に公開抽選が行われ当落が決定致します。その後、10月上旬に書類審査、11月上旬に費用のお支払い、12月中旬に使用許可証が交付されます。10月上旬に東京都公園協会の指定場所にて書類審査がございますので、八柱霊園での使用を決めていらっしゃり、かつお急ぎの場合でも、念の為この書類審査を終えてから次の段階へ進めていかれた方が良いと思います。

※どんなにお急ぎの場合でも、墓所での作業は12月中旬の使用許可証の交付後になります。
次の段階は、お墓の工事の依頼先業者を決定し、ご契約、実際の施工となります。
見本のお石塔でも使用しない限り、お墓はフルオーダーとなりますので、ご契約から完成まで1ヶ月半~2ヶ月を要します。
依頼先業者はお客様の価値基準でご判断されればよろしいかと思いますが、1点だけご注意いただきたいことがございます。月並みではございますが、「お墓は建てて終わり」ではないということです。
壊れるまで使用して終わりという物でもなく、補修の必要のない物でもありません。
またお墓の維持には様々な悩みも出てくることと思います。
そういった時にすぐに対応してもらえる業者であるかどうか。
そして、お墓を建てた後はご法要なども行われるかと思います。
そういったことへのフォローも必要になってまいります。
お墓を建てた後のことも踏まえて業者を選定されると、
安心してお墓参りに向かえるのではないかと思います。

合葬墓について

施設変更という合葬墓の使用

合葬墓(=合葬埋蔵施設)とは、一つの埋蔵施設に複数の御遺骨を埋蔵する形式のことをいいます。
東京都の管理によって永代に亘り埋蔵できる施設といえます。
 

この合葬墓を使用するには2つの方法があります。
①年1回行われる公募に申込みをして、かつ当選した場合
②「八柱霊園」に墓所をお持ちの方が、使用している墓所を返還することを条件に申し込む場合
(②※合葬墓を使用する際に発生する使用料はこの場合免除されます。)


ここでは②についてのお話になります。
②は、現在八柱霊園にて墓所をお持ちの方へ特別に設けられている制度です。
これは通常の公募抽選とは別枠となっており、
墓所の返還を条件として合葬墓を使用できるというものです。これを「施設変更」といいます。
現在の使用墓所を返還するというのは「更地に戻す」ということになります。
これはお客様ご自身の負担にて行う作業となります。
墓石だけに限らず、基礎部分など工事にて設置されたもの全てを撤去・処分しなければなりません。
意味合いは異なりますが、現使用墓所を「墓じまい」することになります。

諸事情によりお墓の維持管理が困難になった(もしくは将来予想される)のであれば、
お元気なうちにご先祖様やご自身が安心できる方法を採っておくことも宜しいかと思います。
この施設変更に対するご相談・お見積りのご依頼は随時受け付けております。
弊社とご縁のなかったお客様でもお気軽にお問い合わせください。